ロゴマークに込めた想い


「Lady★Go」のロゴマークには、ある想いが込められています。それは、「女性の経済的自立」です。このマークのイメージの元となったのは、「ロージー・ザ・リベッター」のモチーフ。「ロージー・ザ・リベッター」について、その名前を知っている人は少ないかもしれませんが、そのモチーフはとても有名で、多くの人がどこかで一度は目にしたことがあるでしょう。女性が腕をまくり、逞しいポーズをキメるこのモチーフの中には、女性の「強さ」が感じられます。

 

「Lady★Go」発足の地である埼玉県本庄市の女性の歴史と、この「ロージー・ザ・リベッター」のモチーフとがリンクして生まれたのが、この「Lady★Go」のロゴマークです。そして、結婚・育児・介護など、女性ならではのライフイベントとビジネスとの両立に悩む女性たちを真に理解し、サポートするプロジェクトでありたいと、「Lady★Go」のコンセプトを作りました。

地域の女性たちが、経済的にも自立してイキイキと社会に出られるよう、「Lady★Go」は様々な活動を通じて女性の活躍を推進していきます。

本庄市の女性たちの歴史

<昭和の産業黄金期とその衰退>

昭和の頃、埼玉県本庄の⼟地には桑畑が広がり、養蚕農家が多く、機屋(はたや)がたくさんありました。

農家の娘が、家で養蚕した繭から⾃家製⽷を⾏い、普段着として織り始め、その後、農家の副業として織物の⽣産が始まり、機屋業として発展しました。農家の閑散期を支えたのが女性たちによる機織りだったのです。

本庄市の女性たちは、忙しい日常の中でも自分たちでビジネスの種を見つけ、それを発展させていったという歴史があります。

 

しかし、時代が変化とともに、着物文化から洋装へとスタイルも変化し、それに伴い「機屋」も急激に減少しました。今では機屋は数えるほどになり、桑畑は児⽟地域に少し⾒られる程度です。産業スタイルも変わり、織物産業に関わっていた女性たちは職を失いました。

 

 

 

<現在の本庄の女性たち>

本庄の女性たちは、都市部と比べて専業主婦率も高く、ビジネスシーンに出ていない人も多い状況ですが、潜在的には「自分らしく働いてみたい」「経済的に自立したい」「やりがいを見つけたい」と考える女性はたくさんいます。

働き方の一つの選択肢として起業する女性も年々少しずつ増えてきていますが、ビジネスシーンから離れている期間が長ければ長いほど、なかなか新たな一歩を踏み出せず、躊躇しているケースが多々見受けられます。

<参考>

<Rosie the Riveter>

ロージー・ザ・リベッター(あるいは、リベット打ちのロージー)は、アメリカ合衆国の文化的なアイコンで、第2次世界大戦期に工場や造船所で働く女性全般を表すものです。戦争中のアメリカでは、女性たちが弾薬や軍事物質の生産を行っていました。男性労働者たちが戦争で出兵している間、女性たちはそれまで女性が行うものとは思われていなかったような仕事も含め産業を担っていたのです。

このロージーのモチーフはその後、「フェミニズム」と「女性の経済的自立」と結びつき、そのシンボルとしても認知されるようになりました。フェミニストたちは、このイメージの中に、「女性の自己実現の達成」を見出したのです。

 

※画像はWikipediaより転載